もうすぐお盆です
2020年8月7日 14時52分今日は、8月7日。もうすぐお盆がやってきます。
お盆とは、ご先祖様の霊をお迎えし供養するための期間をいいます。正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、古代インドのサンスクリット語の「ウラバンナ」が語源とされています。
お盆の由来は、お釈迦様の弟子である目連(もくれん)が、餓鬼道に堕ちてしまった亡き母を救うため、旧暦の7月15日に供養をし、母を成仏させたのが始まりと言われています。この供養の習わしが日本に伝わり、日本古来の風習と融合して現在のお盆の形となりました。
今年は新型コロナウイルス感染症の関係で、いつものようなお盆を過ごすことは少し難しいかもしれません。
専門家でつくる対策分科会は5日、お盆期間をふるさとで過ごす帰省について、高齢者などに感染を広げないようにする注意点をまとめました。(感染を広げないように、手の消毒やマスク着用、大声を避ける、換気を十分に行うといった基本的な対策を求めました。また、三つの密をなるべく避けること、大人数での食事を控えることなども促しました。)
しかし、十分な感染症対策をしたうえで、お墓参りになどに行く機会をつくったり、仏壇に手を合わせるなど、普段はなかなかできない祖先供養をしてみるのもいいかもしれません。
お盆はご先祖様を供養し、感謝を込めて一緒に過ごす大切に受け継がれてきた年中行事でもあるので、これからも大切にしたいものですね。